ER13-01 "Bloodline"


エピソードはオープニングのテーマ音楽抜きでスタート。

警察との銃撃戦の末、サム親子がスティーブとその囚人仲間二人に誘拐されてケガ人も多数という混乱状況の収拾に懸命なウィーバーが、モリスとレイが奮闘するジェリーの治療の様子をチェックした際、隣の部屋で倒れているアビー、そしてその隣の部屋で挿管されベッドに拘束されているルカを相次いで発見。ウィーバーに抜官してもらったルカは、モニターにつないで様子を見なきゃという静止を振り切り意識の戻っているアビーの元へ。モリスが超音波でお腹をチェック、大事には至っていないよう。そして赤ちゃんが男の子だと分かる。産科に上がることになり、一緒に行くというルカにアビーはジェリーの治療を手伝うよう言い、ルカもそれを受け入れる(→ ビデオ )。ジェリーの気道の確保に苦戦するレイとモリス。連絡を受けてガラントの埋葬から(プラットと一緒に)駆けつけたニーラがそれを見守る。最初は自分で挿管を担当しようとしたルカ、打たれた薬と挿管の影響で呼吸に苦労し、吸入器を使いながら座って横から口頭で指示を出す。モリスとレイでなんとかジェリーの容態は安定、ドゥベンコの迎えで外科に上げられる。

銃撃事件で転倒したショックが原因での胎盤剥離と早産(帝王切開)を想定した産科のコバーン先生が示す治療の方針(薬の種類など)に、アビーはことごとく反発する。予定日までまだ2ヶ月以上あり、未熟児にともなうリスクを避けるため出産はできるだけ延ばしたいのだ。しかし、ルカになだめられて最後には指示に従う。赤ちゃんには自分のお父さんの名前をつけたい、" Mongo "だ、というルカ。「も・・モンゴ?!?」とあっ気にとられたような表情を見せるアビーに、冗談だ、本当は "Josip" (英語の "Joseph" )だよとルカが言い笑いあっている時、彼女に突然の痛みと大量の出血、恐れていた胎盤剥離だった。

緊急にコバーン先生による帝王切開の手術となり、アビーの手を握るルカが見守る中で赤ちゃんが誕生する。しかし、容態は見るからに重篤。自分自身も子宮からの出血が止まらず危険な状態の中、アビーはルカに赤ちゃんと一緒にNICU(新生児ICU)へ行くように言う。ルカが君といるよと答えると、「黙って!! 赤ちゃんと一緒にいて! あの子を一人にしておかないで」。アビーと子どもとの間で引き裂かれる思いのルカは、それでも言われたとおりNICUへ行く。手術室に残ったアビーは相変わらず出血が止まらず、危機を乗り切るためには子宮摘出しかないという結論に。



NICUで保育器の中の息子を見守るところへやって来たウィーバーに大変だけどきっと大丈夫と励まされたルカ、見通しは決して明るくない赤ちゃんの状況を説明するうちにこらえきれず言葉に詰まる。

手術を終えて病室(回復室?)にいるアビーの元へルカが戻ってくる。「赤ちゃんは一人でいい?」と切り出す彼女、そして子宮摘出の手術を受けたことを話す。ルカは「一人いれば充分だよ」と答え、PDAを取り出して、24時間は動けずNICUの赤ちゃんに会いに行けないアビーに撮影してきた動画を見せる。二人でその映像を見ながらアビーはルカの髪をなで、自分のお父さんが好きだったボクサー(ジョー・フレイジャー)にちなんで赤ちゃんは「ジョー」(Joe = Joseph の愛称 = ルカのお父さんの名前にもちなむ)と呼びたいと言う。ルカはそんな彼女にキスをして席を外す。そしてトイレの洗面台で手を洗ううち、張り詰めていたものが切れたようにひとり声を上げて泣く。そして、鏡に向かってゴミ箱を力任せに投げつける。



モリスとニーラが見学ブースのガラス越しに見守る中、デュベンコが手術を担当するジェリーの容態は芳しくなく、いったんは心拍が止まる状態にまで。が、ニーラが指摘したポイントが的を得ていて危機を脱する。そんな彼女に感心したデュベンコはニーラにも手術に参加するよう指示。とてもいいキャラのジェリーのお母さん(演じたのはテレビ「となりのサインフェルド」で知られるエステル・ハリス - 下写真)も駆けつけてくる。アビーの手術とのモンタージュで流れた大手術でのニーラの活躍の末、ジェリーは助かり意識も戻る。

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サム親子を拉致して車で逃走するスティーブ一味はカナダに向かっているらしい。サムは糖尿病があり食べ物をとらないと危険なアレックスのために立ち寄った売店で助けを求める書き置きを残そうとしたりするものの、見つかって失敗。一行の乗った車が道路の渋滞にしびれを切らし、反対車線を突っ走って追い越しをしている時、パトロール中のパトカーに見つかって停車させられる。が、免許証などを確認しているスキをついて急発進して逃げたためカーチェイスに。その結果、パトカーは別の車に突っ込んで一回転する事故となってしまう。解放を懇願するサムの声には耳を貸さず車を走らせ続けるスティーブたち、しかしパトカーを巻き込んだため状況がさらにヤバイのは明らか。

日が暮れて車を止めた打ち捨てられた資材置き場のような場所で、今後どうするかで口論となった挙句、スティーブは仲間二人を物置小屋のような建物に誘い込んで射殺(サム、アレックスは音だけを聞く)。その後、銃を手にサムをレイプする。車の中で眠っているアレックスに気付かれないよう、騒いだりせず無抵抗だったサムはコトの後で眠り込んだスティーブからそっと離れて車に戻り、いったんはエンジンをかけようとする。しかししばしの逡巡ののち、意を決してスティーブの元に戻って銃を拾い、狙いを定めて引き金を引く・・。

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手術シーンの音楽:
"Slow Motion" by デヴィッド・グレイ(アルバム:"Life in Slow Motion")

※またまたイギリスのアーチストの曲。最近ルカが絡むシーンで印象的に流れる曲はなぜかブリテイッュ(またはアイリッシュ)ものが多い。12シーズンはジェームズ・ブラント、ダミアン・ライス、スノウ・パトロールと続いた。


アビーの父親のお気に入りだったというヘビー級ボクサー、ジョー・フレイジャー

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視聴率速報記事:

Zap2it など

負けっぱなしだった「裏番組」 "Without A Trace" (「FBI 失踪者を追え!」)が放送日を変更した恩恵もあってか、ERは時間帯一位をゲット(約1560万人の視聴者総数は、一年前のプレミアエピソードを1300万人ほど上回る)。しかし、"Without.." の枠でスタートした新ドラマ "Shark" (ER12-ズンにゲスト出演してエミー賞にノミネートされたジェームズ・ウッズ主演の法廷モノ)も結構強力。

(なんといってもこの日最大のニュースは、放送日を変更して「CSI」と同じ時間枠となった「グレイズ・アナトミー」が、王者CSIに完勝したことのよう)