ER12-17 "Lost In America"
大学の寮で首を刺された中東?系の女子学生が運ばれてくる。白人のボーイフレンドが付き添っている。犯人は不明。ルカ、アビー、サムや(途中から)クレメンテらが担当、相当な重傷(気道が確保できない)で命が危ない状態。母親と一緒に駆けつけてきた患者の弟は、姉のボーイフレンドに敵意をむき出しにしている。なんとか状態を安定させたものの手術が必要。しかし、たまたま大きな学会が開かれている時期で外科医が足りず、オペ室へ上げることができない。しばらく後に容態が悪化(血腫が大きくなり、血液に酸素が行き届かない?)した際、クレメンテの決断でERで行うにはハイリスクな治療を試すことに(心臓・肺のバイパス? 何やら大きな機械につなぐ)。これが功を奏し、再びしばらくの小康状態となったが、結局はその際に必要だった薬(ヘパリン)の副作用で脳出血を起こしてしまい(?)、患者は脳死状態に。嘆き、悲しむ母親。

ルカはこの母親から治療の合間に話を聞く。ジャーナリストだった夫(姉弟の父親)が過激派グループ「トルコ・ヒズボラ」に殺害されたことで、「自由」を求めトルコからアメリカに渡ってきた親子なのだった。英語も話せなかったし大変だったけどその甲斐はあった、娘は全額奨学金を受けるほどの成績で父親と同じジャーナリズムを学んでいるの・・と話す母親に、ルカは、新しい土地での苦労はよく分かると理解を示す。

その後脳死状態となってしまった娘のそばに寄り添っていた母親は、ルカに「知らないふりはできない」「私は今日、二人の子供を失う」と泣きながら「真実」を打ち明ける。9・11事件後、イスラム教徒であることを理由にいじめられた息子はイスラム原理主義に傾倒していった、姉を愛していると同時に、そのライフスタイル(家を出て大学の寮に入り、白人のボーイフレンドと付き合いetc)は家族にとって恥だと思っている、息子の部屋でナイフを探すよう警察に言って欲しい・・と。これは「名誉の殺人(honor killing)」のケースであることを徐々に理解し、衝撃を受けるルカ。




一緒に出勤してきたアビーとルカ。生まれてくる子供には洗礼を受けさせたい、自分の家族には大きな意味を持つことなんだと言う彼に、宗教に興味のない彼女は「冗談じゃないわ」的な反応。「メンバーになりたいとも思わない ”クラブ”への入会儀式みたいなものよ」。

職場では、彼女の体調を気遣う周囲のちょっとした申し出などの数々が神経に触るようで、ついには(体力を使う)心マッサージを交代しましょうかと申し出たサムに「妊娠してるからってそれが何?」と当たってしまったりするアビー。後には少し考え直したのか、サムに謝り、ルカにも「あなたの家族にとって大事なことなら、洗礼、かまわないわ」と譲歩。

外科医の学会でプレゼンテーションをすることになっているニーラ。当日の朝、散らかりまくった部屋でルーメートのレイに、あなたが”70年代のホラー映画”鑑賞に付き合わせるから準備ができなかったのよ・・なんてコボしている。相変わらずビミョーなムードのこの二人(ニーラは既婚者!)。学会での本番前、緊張する彼女に、同行の(上司)デュベンコが「あがり防止に」と「ベータブロッカー」の錠剤を渡す。しかし、ノートPCが固まるわ、そこへ「動物実験反対!」のグループからカラーボールが投げつけられるわで発表は散々な結果に。ニーラ、ついには(ベータブロッカーの効きすぎか)気を失って倒れてしまう。その後デュベンコと少し飲み、ルームメイト(レイ)とは気が合うわなんて話した後、疲れきって帰宅した彼女を料理しつつ迎えたレイ。次に見る映画は・・と、ノー天気な彼に、ニーラは「自分はここを出るべきだと思う・・理由は分かるでしょ?」と告げる。

レイは仕事では「親友の婚約者が好きで、そのカップルの結婚式で騒ぎを起こさない自信がない」と、薬を過剰摂取したフリをして(家に戻れないよう)精神科に入院しようと試みる男性などを担当。

クレメンテ、ジョディの事件(&ドラッグ使用がバレた件)からの復帰初日。元のように振る舞おうとするが、周りのどこかよそよそしい態度にフラストレーションを募らせる。銃撃事件でめちゃめちゃになったという自宅に戻れないのか、ラウンジで眠ったりもしている。

モリスに珍客。学生時代にお金のために提供していた精子から生まれたという母親は別々の子供4人(10歳から15歳ぐらい、男女二人ずつ)。通常、子供が精子ドナーのアイデンティティを知ることはできないが、4人は共通の親を持つ子供同士が連絡を取れるシステム?で知り合い、「コンピュータの天才」の最年少の男の子がデータベースにハッキングしてモリスを突き止めた、らしい。はじめは驚いていたものの、「僕の子供たち!」と大ヨロコビでERを案内したりしていたモリス、父親がどんな人物か一度見てみたかっただけらしい子供たちのあっさりした態度に少しがっかりする。

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トラウマで仕事中のサムに電話がかかってくる。経済的なトラブルがあるらしい。居合わせたルカが心配する。後でもう一度ルカに事情を聞かれたサムは、アレックスの教育費(放課後、宿題を見てもらったりする家庭教師のようなプログラム?)を一括で払わなければならず家賃がちょっと遅れているだけ、と説明。仕事後、(前回のエピソードで)住み込みでのパートタイムの仕事をオファーしてきた裕福な患者エリオットのお屋敷を訪ねるサム。「よく来てくれた」と言うエリオットに「面接を受けるんじゃないの?」と聞くと「それはもう済んでるだろう」。結局オファーを受けることにしたよう。

仕事中のルカに、「カーターから電話があった」とフランクが言う。

プラット欠席(前回、停職になったから?)
ウィーバーも欠席(手術から回復中)。

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Memo;

刺された女子大生の母親役で出演した(こちらも参照ください) Shohreh Aghdashloo(ショーレ・アグダシュルー)はこの日、夜10時スタートのERの前に、同じNBCで8時から放送だったシットコム「ウィル&グレイス」にも出ていたとのこと。
同じ日に同じ局の別の番組にゲスト出演。

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「ネタバレ」(こちら)が出た時に注目した、ルカの「きょうだい」の構成。実際のせりふには"sisters" は含まれず、"brothers" だけだった。・・・複数形だった"brothers"、ルカには二人以上の兄・弟がいるらしい(笑)。

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前回はルカ(下左)、今回アビーと、二話連続「冬のサングラス通勤」。

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ワンポイント出演の精神科医は、10シーズンで医学生アビーが精神科ローテーションだった時の担当だったDr.ネルソン(Maury Sterling)の再登場。


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「名誉の殺人」の犠牲となった女子大生のお母さんがルカに真実を告げるシーン、ショーレ・アグダシュルー、そしてゴランと俳優が二人とも素晴らしい。話を聞くうちにだんだん事情を理解していくルカの表情の変化・・・。拍手、ぶらーぼ、ぶらーぼ。

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